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【植田ショック?】日銀利上げ、FRBも利下げ秒読み!円高、日経平均の下落、米国株の下落【世界同時株安?】

ここ数日の急速な円高、日経平均の下落、そして米国株の下落に関する詳細をまとめました。この動向には複数の要因が絡んでおり、それぞれの影響を詳しく見ていきます。

タイトルに植田ショックと入れましたが、数年後見たときに分かりやすくするためのものであり、個人的にはタイミングの問題で植田さんには罪はないと思います。
あと、神田さんお疲れさまでした。内閣官房参与頑張ってください。



 

急速な円高の要因

円高の急速な進行には、以下の要因が関与しています:

  1. 日銀の利上げ: 日銀が予想外の利上げを実施したことにより、円が急騰しました。これは、円キャリートレードの巻き戻しを引き起こし、円高圧力を高めました。
  2. 米国の利下げ観測: 米国が利下げを示唆したことにより、ドルの魅力が減少し、円が相対的に強くなりました。

日銀の利上げ

日銀は、長期間続いていた低金利政策から一転し、金利を引き上げました。利上げの主な理由は以下の通りです。

  • 物価と賃金の上昇:植田和男日銀総裁は、「最近の物価と賃金の動向を考慮し、物価安定目標の実現に向けた持続可能な道筋を確保するため」と述べています。

日銀の利上げの根拠とスタンス

  • 実質賃金と物価:植田総裁は、「実質賃金の上昇と持続的な物価上昇が確認されたため」と述べています。
  • 国債買い入れ減額:日銀は国債買い入れを減らし、市場金利の上昇を促進しています。
  • 次回利上げの予想:植田総裁は、「今後の経済状況次第で、さらに利上げが行われる可能性がある」としています。

金利0.5%の壁

金利0.5%の壁は、長期間日本経済の低金利政策を象徴するものでしたが、今回の利上げにより、その壁を超える可能性が現実味を帯びています。植田総裁は、「現状の経済環境において、0.5%の壁を超えることも視野に入れている」と述べています。

国債買い入れ減額の詳細と影響

日銀は国債買い入れを減額することを決定しました。これにより、以下の影響が予想されます:

  • 市場流動性の低下: 国債買い入れ減額により、市場における流動性が低下し、金利が上昇する可能性があります。
  • 円高圧力の増加: 国債買い入れ減額は、円高圧力をさらに強める要因となります。

日銀の次回利上げ時期と影響

日銀は次回の利上げを数ヶ月以内に実施する可能性が高いです。利上げ幅や最終着地点については、経済指標の動向に注目が集まります。利上げが継続する場合、以下の影響が予想されます:

  • 住宅ローン金利の上昇: 利上げにより、住宅ローン金利が上昇し、家計の返済負担が増加する可能性があります。
  • 円高の持続: 継続的な利上げは、円高圧力を維持し、輸出企業にとっては不利な状況となります。

米国の利下げとその根拠

米国は最近の経済指標の悪化を受けて、利下げを示唆しています。以下の指標が根拠となっています:

  • 失業保険申請件数の増加: 失業保険申請件数が増加し、雇用市場の悪化を示唆しています。
  • ISM指数の低下: ISM製造業指数が低下し、製造業の景況感が悪化しています。
  • 雇用統計の弱さ: 非農業部門の雇用増加数が予想を下回り、経済の減速が懸念されています。

米国半導体安の要因と影響

米国の半導体株が下落しています。主な要因は以下の通りです:

  • 需要減少: 半導体需要が減少し、在庫過剰が発生しています。
  • 供給過剰: 供給過剰により価格競争が激化し、利益率が低下しています。

米国の次の利下げとその影響

米国は次回の利下げを年内に実施する可能性があります。利下げ幅や最終着地点については、経済指標の動向に注目が集まります。利下げが実施されると、以下の影響が予想されます:

  • ドル安の進行: 利下げによりドル安が進行し、円高がさらに進む可能性があります。
  • リセッション懸念の増加: 利下げはリセッション懸念を高め、経済の先行き不透明感が増す可能性があります。

リセッション懸念の根拠

米国のリセッション懸念は以下の要因に基づいています:

  • 経済指標の弱さ: 失業保険申請件数、ISM指数、雇用統計など、複数の指標が経済の減速を示唆しています。
  • サーム・ルールの警告: サーム・ルールは失業率の上昇がリセッションの前兆であることを示しています。

サーム・ルールとは

サーム・ルールは、失業率が自然失業率を超えた場合、リセッションの可能性が高まるという経済法則です。初心者にも理解しやすい指標であり、現在の米国経済状況を判断する際に有用です。現在の米国の失業率は、サーム・ルールに照らし合わせると、リセッションのリスクが高まっていることが示唆されています。

日本の住宅ローン

  • 金利上昇の影響:日銀の利上げにより、住宅ローンの金利も上昇します。
  • 固定金利と変動金利:固定金利は長期間の金利リスクを抑える一方、変動金利は短期的に低金利を享受できる特徴があります。5年125%ルールは、変動金利の上限を設定するもので、金利上昇時のリスク管理に役立ちます。
  • 具体例:例えば、30年ローンの金利が0.5%から1%に上昇すると、毎月の返済額が約10%増加する可能性があります。

    為替と経済指標への影響

    • ドル円の影響:急速な円高により、ドル円相場が大きく動きました。
    • 経済指標への影響:日米の経済指標にも影響が出ており、特に株価の下落が顕著です。例えば、日経平均株価はここ数日で約5%の下落を記録し、過去の暴落時と比較しても急激な下落となっています。

総括

日本の投資家目線

投資家は為替の急変動や日銀の利上げに注目しています。ドル円相場の動向や米国の経済指標が今後の投資戦略に大きな影響を与えるでしょう。例えば、円高が進むと輸出企業の収益が圧迫され、株価が下落するリスクがあります。
日本からドル建てで海外資産を買っている投資家は為替損と相場の下落に巻き込まれた評価額自体の下落のWパンチでとんでもないことになっているのではないでしょうか??
もちろん私もとんでもないことになっています。ここ数週間で100万ほどマイナスをたたいています。特に今年買った株やETFは軒並みマイナス圏に沈み、もう笑いが止まりません...(笑)

一般家庭目線

住宅ローン金利の上昇は、家計に直接的な影響を及ぼします。また、物価上昇も家計の負担を増大させるため、経済政策の動向に注視する必要があります。例えば、住宅ローン金利が0.5%上昇すると、月々の返済額が数万円増加する家庭も出てくるでしょう。

日銀は賃金が上昇するから住宅ローンの上昇も問題がないという旨のコメントを発していますが我が国の実質賃金は26か月連続でマイナスとなっており、正直「順番がおかしいのでは...?」とも思っていますが、輸入品物価の高騰圧力のことも考えるとなかなか難しい決断だったのかなと思います。

結果としてみると日経平均は下落額でみると8月2日に過去2番目ともなる(-2216円)を記録し、投資家界隈では悲鳴が大きく聞こえました。
しかし下落”率”で見るとトップ10にも入っていませんのでまだまだ騒ぐ段階でもないようです。(騒ぎたくなる気持ちも痛いほどわかりますが)
日経平均の下落は企業へのダメージに直結するのでこれが”景気へのブレーキ”となると日銀のいう”賃金と物価の好循環”が危ういような気もします。

総括 of 総括

しばらくは証券会社のサイトやアプリにログインしたくない日が続きそうですね。
ある程度の下落は覚悟していたのですが、思ったより急激だったので驚きました。

私は兼業投資家ですし、幸いまだ資金に余力があるので淡々と積立を継続します。
特定口座の個別株と投資信託...含み益あるのは売った方がいいのか...もう少し待つのがいいのか...もっと言えば先月頭にでも売っておけば...後悔先に立たずですね

色々言ってはみたものの、余力が尽きるまでは基本は放置で積み立て続けるつもりです。
SNSで逆張りでも暴落でも煽り投稿をしている人がいるうちはまだ底ではないと思うので、エンタメとして、また違う考え方とはいえ同じ投資家として、様々な考察、声や叫び(歓喜なのか悲鳴なのかはわかりませんが)に触れる良い機会だと思って楽しみながら生き残ることに注力しましょう。

では、本日はここまで

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boyasawa.hatenablog.jp